【投資を超かんたんに解説】人工透析・腎移植後でも老後のお金を。

投資の解説タイトル画像人工透析とお金

投資を超かんたんに解説

今、働きながら障害年金をもらっている方。

腎移植が済んだけど、また透析生活に戻るかもしれない方。


老後は障害年金だけで生活をする事になるかもしれません。

その時のために、少しでも老後のお金を作って自分や周囲の負担を減らすように努めたいところ。


このページでは、NISAなどの投資を行う前の予備知識として、そもそも投資って何?

という方のために超かんたんに解説していきます。


NISAって何?投資と何が違うのか

私のまわりで、NISAをやっていない方の理由の大半は、「よく分からない」が圧倒的ナンバーワンです。

意外と「めんどうだから」という人は少なく、「やった方が良いんだろう」と思っている人が多いんです。

確かに、最初の手続きは知らない人からするとハードルが高いかもしれません。

でも、めっちゃ簡単です。

KUNI
KUNI

NISAの事、良く分からないという人が周りにすごく多いです。

NISAを乱暴なくらい簡単に解説

NISAとは、税金がかからない投資です。

ほんとにそれだけの事。

難しい事は、そこまで覚えなくて大丈夫。

本来投資から得た利益の20%税金がかかる、とか、NISAには何種類あって、とか。

色々とありますが、別にすっとばしても大丈夫です。



ただ、投資は投資。リスクもあります。

リスクがあるのに、なぜそんなに皆がニーサニーサ言うのかは知っておきましょう。

NISAの投資リスク

NISAが税金のかからない投資、という事は前述の通りです。

そして、あえてNISAの投資リスクという言い回しをしましたが、NISAに投資リスクがあるのではなく、投資にリスクがあるのです。

NISAは「投資の利益から、普通は税金とるけどNISAで投資したら取らないよ~」というただの制度です。

消費税は税金の1つですが「何か買ったら税金もらうよー」という【ただの制度】ですよね。

それと同じ事です。

KUNI
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NISAはただの制度の名前です


消費税の事を覚えるために、税金の事全て理解しなくても良いのと同じように、NISAをはじめるからといって投資の全てを知る必要はありません。

投資は、リスクがある事は誰もがご存じだと思いますが、投資についても簡単に説明していきます。

投資って何?

投資と聞くと、パッと思いつく内容はひとそれぞれだと思います。

株式投資、事業への投資、開業、未来の自分へ投資、などでしょうか。


平たく言えば、「なんらかの見返りを求めてお金や時間を使う事」です。

  • 30万円でプログラマーのスクールに通って転職し、年収が増えた。
  • 飲食店を開くために300万を使ったが、うまくいかず廃業した。
  • 月1万円の保険に入った。入院で100万円お金がもらえた。
  • 副収入が欲しくて毎日ブログを書いたら3年後、月10万円の収益がでるようになった

これ全部投資です。


保険は若干ジャンルが違うようにも思いますが、万が一の時のための見返りを求めて毎月1万円かけている訳です。

何もなければ、毎年12万の損をしている事になります。



このページで解説する投資は、株式や債券などを購入して、見返りとしてその利益をもらおう、という投資方法です。

株式や債券のおおまかな解説

株式とは

KUNI
KUNI

イメージしやすいように、少し例を作ってみました


飲食店を開くために、自分のお金が全くない。

そこで、料理の腕を認めてくれている友人から、以下のとおりお金を出してもらいました。


・自分のお金はゼロ

・2人の友人から100万円ずつ

・他の2人からは50万円ずつ

合計 300万円で飲食店を開業


投資してもらう時の約束事

  1. 利益の10%のお金を、毎年「配当金」として友人4人に渡す。
    その10%は、友人の投資した金額の比率で分配する
  2. 100万円投資した友人には、年5回飲食代無料を毎年渡す。
  3. 会社が大きな損失を出しても、最初の投資額を超えて損失を負担する必要はない
  4. 買った権利は、人に売ってもいい
  5. 友人の投資額の割合で経営方針を決める
KUNI
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おおざっぱに株式は、こんな感じですね。

名付けるとすると「飲食店友人投資グループ」


1の配当金は、実際の株式でももらえます。
赤字だった場合は利益がゼロなので、配当金は出ません。

かといって、赤字分を何か負担する必要もありません。


2は株式で言うと「株主優待」というもの。
  たくさん投資してくれる人に対する決められたお返しです。


3は最初の投資したお金は戻ってきませんが、それを超えるお金を損する事は株式でもありません。

KUNI
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これを、最初のお金より損すると思っている人が意外と多いです。


4がいわゆる株の売買というもの。

会社が儲かっていたら、100万円で買った権利はより高く売れますよね。

権利を買いたい人も、まだまだ飲食店が伸びそうなら多少高くても買いたい。

こうして、120万で権利が売れたら、20万利益がでた、という事になります。

まだま価値がさがりそうだから80万で売ったという場合
「あちゃー、株で損しちゃった」という状態になります。


5は株主と言われる制度。

自己資金がゼロ、友人の投資資金のみで事業がスタートしています。

社長が自分だったとしても経営の決定権は自分はゼロ。雇われ社長です。

100万の権利を持っている友人が2人、50万の権利を持っている友人が2人です。

  

株式会社は投資額の多い割合で、経営方針を決定します。



株式の特徴は、「価値の変動が大きい事」。

例えば、この例の飲食店が、めちゃくちゃ流行って儲かっていたのに、コロナで大打撃を受けた。

儲かっている時は、他の友人も権利を買いたがっていたのに、コロナ禍で売りたくても売れなくなった。

という感じです。売れないと、最初に投資したお金は無駄ですからね。

将来性のある会社を安いうちに買って、高くなったら売る、というのが基本的な考え方です。

債券とは

投資をはじめると、「債券は手堅い」なんて情報をよく見る事になります。

実際、債券は手堅いものも多いです。

KUNI
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債券については、家族を例にしてみます




オカンがエステに通うから、10万円貸してと言ってきた。

10万は大金なので、貸すかわりに以下の条件を付けた。

  1. 毎月500円、おこづかいをもらう。
  2. どうしてもお金が必要になったら、オトンに言ってでもすぐに10万は返してもらう
    でも、オトンの持ち合わせが少ないと減る事もある。
  3. オトンが失業したら10万円はかえってこない
  4. オネエがその10万円の貸し借りを途中でバトンタッチする事もできる
  5. 10万は2年後にきっちり返してもらう。

KUNI
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債券はこんなイメージですね。

言うなれば、「固定金利型2年満期 家族向けオカン債」です。


1の毎月のおこづかい

債券とは、利子を付けてお金の貸し借りをする事です。

債券に投資するという事は、オカンに毎月500円もらう条件で10万貸した、と同じような状態。


2のオトンの存在

債券は、最悪やっぱりすぐお金は返してくれ、と言えば返してもらえます。

ただし、急に言われたオトンは10万円を用意していない事があります。


3オトンが失業したら、10万円どころの話ではないので戻らない事もあり得ます。
この状態は債務不履行といいます。


4オネエの存在
オネエが、毎月500円を魅力に感じてお金の貸し借りをバトンタッチしたいと言った場合、

オネエから10万を回収して貸し借りを交代できます。

要するに、債券は売る事が出来ます。



5、2年後にはきっちり返してもらう

オカンは2年後なら10万をきっちり返してくれます。
もちろん、オトンが失業していなければ。

KUNI
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オトンやオカンという信頼関係が

バックボーンなので、そこそこ手堅い債券です。

オカンの「チョット・マケテーヤ」が発動しない限りは。

債券の特徴は、決められた内容でお金を貸す事。

お金を貸す相手は様々ですが、国や都道府県、政府関係の機関にお金を貸す「公共債」

金融機関や民間企業に貸す「民間債。」

外国政府や企業に貸す「外債」があります。


国にお金を貸す「国債」が一番信頼度の高い債券と言われています。

そして、オカンが条件付でお金を集めていた事を「債券を発行する」と言い、

発行された債券を買う事を「債券を買う。債券に投資する」と言います。

KUNI
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国債なんかは、手堅い分、リターンも少ないですね。

投資信託(ファンド)とは

KUNI
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投資をしてなくても、なんだかよく聞く単語ですよね。

株式や債券の事はおおまかに説明しました。

次は投資信託(ファンド)についての例をオトンにて。

オトン 「10万ワシに預けといたら、株式とか債券に投資して増やしたるで」

オカンとオネエ 「ええ!預けようかな。でも10万は高いなあ」

オトン「いや別にナンボでもええけど。」

オカンとオネエ 「ほんと?!じゃ、預けようかな。」

オトン 「おお。その変わり、利益出たらちょこっとだけ手数料もらうで」

オカンとおねえ 「オッケー。じゃお任せしまーす」

KUNI
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ものすごく雑な例ですが、こんな感じです。

オトン投資信託、もしくはオトンファンドです。

投資信託の特徴

要するに、株式や債券などの投資についていまいち分からない!

という方にオトンが投資のプロとして代行してくれるというもの。


オトンも、儲かる事もあれば損する事だってあります。


そして、オトンの言う「ちょこっとだけ手数料」はかなりくせもの。

理由はすっとばしますが、手数料が0.3%を超える投資信託はやめておきましょう


カモられてるか、上級者になってから手を出すべき手数料です。

インデックスファンドとは

KUNI
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さて、今回いちばん紹介したい内容がコチラ。

ここまでの情報はこれを理解してもらうための情報です。

株式でも説明した通り、会社の業績によって株の価値は変動します。
※前の例では、「権利」と呼んでいたものが株にあたります。


1つの会社の業績に応じて価値が変動するため、変動が激しいです。

日経平均株価とは

日本の代表的な「株」の価値の変動をまとめて1日の平均値を割り出し、

その数字を毎日数値化しているのが「日経平均株価」です。

別名「インデックス」と言います。

毎日テレビでやっている、グラフが表示されたり、「株価大暴落!」などといったニュースの「株価」は「日本の代表的な株価の平均」の事を言っている訳です。

平均株価が上がったり、下がったりする影響

一見、投資をしない人には無関係に見える平均株価

実は、無関係ではないのです。


株価が上がる、という事は「企業の価値が高まっている」という事。

たくさん利益が出てるかもしれませんし、価値が上がると予測している人が多いという事にになります。


企業の価値が高まれば、社会的信用もあがり、資金調達が容易になります。

信頼があるので優秀な人材も集めやすいですね。

調達した資金で業績が拡大すれば、従業員の賃金が上がったり、当然株主も喜びます

儲かる人が多いという事は、消費も進み、経済が良くなるという事です。

反対に株価が下がると、消費は冷え込み、信用も下がっていきます。

KUNI
KUNI

日経平均株価があがれば、景気が良くなり、

下がると景気は悪くなるという事ですね。


インデックスファンドとは

KUNI
KUNI

お待たせしました。

本日の山場「インデックスファンド」です。

KUNIがオススメしたいインデックスファンド。

インデックス。先ほど説明したとおり、「日本の代表的な株価の平均」を毎日数値化したもの、ですね。

そして、ファンド。ファンドは投資信託の事でしたね。


この2つの名前をつなげて「インデックスファンド」。

日経平均株価の投資信託。と読み替えてもらっても今は大丈夫です。

インデックスファンドは、日経平均株価に投資をする代行という事です。


どういう事かというと、平均株価があがれば同じようにあがるように株を売買します。

下がった場合も平均株価にあわせて株を売買します。


普通は、上がるようにだけ買いたいですよね?

下がるように売買するなんて、おかしいと思った方はかなり理解度が高まってきてます。

KUNI
KUNI

ここで、もう1つ新しい情報です。

インデックスファンドをおススメする理由

平均株価は長期で見ると上昇している

おすすめしたいインデックスファンドというのは、数年の運用ではなく、20年、30年と運用する物です。

インデックスには、日本だけでなく、全世界をまとめて購入するものや、アメリカの優良企業だけ集めたものなどがあります。

世界経済は成長し続けています。

当然、落ち込む時期もありますが、長く運用する事で利益を確保していきます。


KUNI
KUNI

いよいよ、「よく見るけど何のこっちゃ!」

というグラフの登場です。笑

これは、S&P500というアメリカの優良企業を500社集めた過去30年のインデックス。

先ほどまでは、インデックスは「代表的な日本の平均株価」と説明していましたが、

インデックスがあるのは日本だけではないのです。


落ち込む時期もありますが、結果的に成長し続けています。


理由は、アメリカの優良企業500社を、優良でなくなった企業は外し、優良な企業に入れ替えるからです。


世界47か国のの8000を超える株式のインデックス。

通称VT

S&P500の過去10年と比べると、上がり幅はゆるやかですね。

インデックスファンドの選び方

KUNI
KUNI

先ほどの2つは、有名且つインデックスファンドの代表格

インデックスファンドは、他にも当然いろいろと「銘柄」と呼ばれる商品があります。

日本国内のものや、他の国の物。債券のインデックスファンドだってあります。

インデックスファンドは比較的リスクが少なく、長期で運用するのに向いている投資方法ですが、

その中でも債券のインデックスファンドはさらにリスクが低いファンドと言えますね。


投資には、いろんな種類がある事はなんとなくご理解いただけたでしょうか。

何を選ぶかによって、取るリスクとリターンが変わります。

例えば

20代の方が投資するなら、ある程度リスクがあって、リターンが多い物を。

60代の方が投資するなら、リスクは少なく、リターンも少ない物を。

複数の株やインデックスファンドを持って分散するのも良いですね。

自分が目指したい利益やリスクを選択して投資をしていきます。

私としては、いきなり1つの企業に投資する「個別銘柄」は全くオススメしません

このページを見られている方は、株式に詳しく無い事が前提です。


やはり、インデックスファンドを毎月積み立てで購入していくのがオススメ。

そして、NISAからインデックスファンドを購入し、

利益が出た時に税金がかからないようにするのが今のところ一番オススメの初心者用の投資です。

まとめ

いかがでしたか?

この記事を執筆したかったのは、透析や腎移植などで、老後の資金が圧迫されるかもしれないという方に、投資の世界を少しでも知ってもらい、将来に備えてほしいという思いがあったからです。


このページでは投資の入り口についてのみ執筆しました。


次回は、実際にNISAを使って投資を始める方法を執筆していきます

また、老後の年金問題などについても執筆していますので、ぜひそちらもご一読ください。

執筆者
KUNI

透析生活5年→腎臓移植2年。

高校の剣道合宿がハードすぎて血尿。
薬を飲みながらも10年放置し倒れる。

死にかけた所を人工透析に救われる。

元気ですがコロナで外出しづらいです

体験談や情報を発信し、少しでも同志のお役に立ちたい。

広告屋ひとすじのサラリーマンです!

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